ガラストップガスコンロの魅力とお手入れ方法

ガラストップのメリット

高温や衝撃に強い

ガラストップのガスコンロには強化ガラスが使われているため、多少の調理器具の落下などでは傷つかないほどの耐久性を持っています。また、火を使う場所で採用されている素材だけあって高熱にも強く、製品によってその耐久温度に差はあるものの概ね400〜750℃程度の高温にも耐えることができます。

美観に優れ、掃除の手間も省ける

フラットで艶やかなガラストップは見た目が良いだけでなく、焦げ付きやこびりつきも起こりにくいため、長期間にわたって美しい見た目を維持することができます。
また、撥水性が高いため汚れの拭き取りも簡単。また硬く傷がつきにくいため、万一しつこい汚れが固着してしまっても、硬質なヘラなどを使って簡単にこそげ落とすことができます。

ガラストップの注意点

美しく、耐久性が高く、お手入れの手間もかからないガラストップコンロですが、絶対に傷がついたり割れたりしない、というわけではありません。
手を滑らせて中身の入った重い鍋を落としてしまったり、目打ちや金串など先の尖ったものを突き立ててしまうと、破損してしまうことがありますので注意しましょう。

日々のお手入れで清潔で美しいガラストップをキープ

汚れに強いガラストップはお手入れも簡単。それでも使用した後は、しっかりときれいにしておくことで、美観が長続きします。

毎日のお手入れには水か中性洗剤を使おう

表面にそれほど汚れがない場合は、濡らして硬く絞った布巾で表面を拭き取りましょう。
調理中に食材を落としてしまい、汚れがついてしまった場合は中性洗剤などをスポンジにつけて軽くこすれば、きれいに汚れが落ちます。

ちょっとお掃除をサボって汚れが固まってしまったら

ガラストップに頑固な汚れがついてしまった場合、まずはメラミンスポンジを使用してみましょう。メラミンスポンジでさっとこすって汚れが落ちない場合は、中性洗剤かクレンザーをガラストップに塗り上からラップをかぶせて30分ほど放置します。この間に、汚れが浮き上がってきますので、スポンジで軽く擦り水拭きして汚れを拭い取ってみましょう。
硬質なガラストップですので、クレンザーなどを使用してもその研磨成分では傷がつきにくいため、簡単に汚れが落とせます。

最終手段はスクレイパーで

洗剤などが汚れの中まで浸透せず、カチカチに固まってガラストップにくっついてしまっている場合は、まず汚れをふやかすよう重曹と熱湯をかけ、さらにラップで汚れを包んでしばらく（30分程度）放置します。その上で、ホームセンターなどで売られているスクレイパーを使用し、汚れをこそげ落とすようにしてみましょう。この時あまり力を入れ過ぎてしまうと、表面が割れる可能性もあるので注意が必要です。

ガラストップコンロを交換するのに必要な費用はどのくらい？

ガラストップコンロを使用する中で、もし故障や破損が起きてしまったらどのようにすれば良いのでしょうか。また修理や交換にはどのくらいの費用が必要なのでしょうか。

保証期間中であればガラストップのみの交換も可能

初期不良などが疑われる故障の場合、保証期間中であれば、製造もしくは販売メーカーに依頼することで無料にて交換してもらうことが可能です。

また、使用中に過失で破損させてしまったり、鍋などを落下させてガラストップを割ってしまった場合も、メーカーによっては部品交換・メンテナンスの対応をしてくれる場合があります。この場合の費用感は、故障・破損してしまった部品によって異なりますが、概ね3万〜8万円程度の費用感となります。

ただし、ガスコンロが製造されてから5年以上が経過している場合、部品の在庫がなくなり、生産も終了していることがあります。こうした場合はガスコンロの交換を検討しましょう。

ガラストップのビルトインガスコンロの交換費用

据え置き型のガスコンロの場合は、本体価格のみで設置することも可能ですが、ビルトインの場合は専門の交換業者による工事が必要です。

こうしたケースでは、ガスコンロの本体価格と工事費が必要となります。ビルトインタイプのガラストップガスコンロの本体価格は4万〜20万円程度。

さらに、工事費は2万～3万程度となりますので、総額6万～23万円程度の費用が必要となります。