給湯器の設置タイプは?
給湯器は同じ様に見えても、設置する場所によって設置タイプ(種類)が異なります。 ご自宅の給湯器の設置タイプを確認するには、給湯器がどこに設置されているのかをまず確認しましょう。
目次
給湯器の設置タイプ確認方法
給湯器は設置する場所によって、給湯器の種類が異なります。 まずはご自宅の給湯器の設置されいる場所を確認いただくことで、給湯器の設置タイプ(種類)を確認できます。
壁掛けタイプ
戸建て・マンション
壁掛けタイプは、戸建て住宅の壁や、マンションやアパートなど集合住宅のベランダの壁に設置している給湯器の事で、給湯器の下から配管が出ているのが壁掛けタイプの特徴です。給湯器の下に配管カバーや設置台を取り付けられており、配管が見えない(見えにくい)場合もありますが、給湯器の側面から配管が出ていなければ、壁掛けタイプとなります。
また、壁掛けタイプには、給湯器本体のサイズ(横幅)が異なる2つのタイプがあります。横幅が約45cmの標準タイプと、横幅が約25cm程度とスリムタイプです。 標準タイプは一般的で、多くのご家庭に設置されています。 スリムタイプは、狭い設置スペースであっても設置できるように、横幅が約25cm程度とコンパクトなので、マンションのベランダなどに設置されていることが多いです。 基本的には今と同じサイズ(横幅)の給湯器への交換となるので、ご自宅に設置されている給湯器のサイズがどりらのサイズなのか確認しておきましょう。
据置タイプ
戸建て
据置タイプは、戸建て住宅の屋外の床やブロックの上に設置している給湯器の事で、給湯器の側面から配管が出ているのが据置タイプの特徴です。また、浴槽にある循環金具の数が1つだけなのも大きな特徴です。
浴槽隣接タイプ
戸建て
浴槽隣接タイプは、戸建て住宅で浴槽すぐそばの屋外の床やブロックの上に設置している給湯器の事で、給湯器の側面と背面の両方から配管が出ています。据置タイプと見た目には大差がないのですが、給湯器本体の裏から浴槽に隣接している壁に向かって、2本の配管が出ているのが浴槽隣接タイプの特徴です。また、浴槽にある循環金具の数が2つなのも特徴です。
PS標準設置タイプ
マンション
PS標準設置タイプは、マンションの玄関横などにあるパイプスペース(PS)と呼ばれる場所に設置している給湯器の事で、扉はなく給湯器本体が見えているのがPS標準設置タイプの特徴です。また、PS標準設置タイプには、狭小スペースでも設置できるスリムタイプもあります。 このPS標準設置タイプは、設置する給湯器のサイズが限定されており、設置スペースより小さい給湯器を設置する場合は、そのスペース(隙間)を埋めるアダプターが別途必要です。
PS扉内設置タイプ
マンション
PS扉内設置タイプは、マンションの玄関横などにあるパイプスペース(PS)と呼ばれる場所に設置している給湯器の事で、扉があり給湯器本体は外側から見えないのが特徴です。また、PS扉内設置タイプの排気タイプには、前方・上方・後方の3種類あります。 このPS扉内設置タイプは、設置する給湯器のサイズが限定されており、設置スペースより小さい給湯器を設置する場合は、そのスペース(隙間)を埋めるアダプターが別途必要です。また、排気管の方向、設置場所を考慮し選ぶ必要があります。
前方排気タイプ
給湯器の排気口が丸い筒状になっており、排気方向が前方のタイプです。給湯器本体サイズは、標準タイプとスリムタイプの2種類あり、PSの扉を閉めると、排気口だけが見える場合が多いです
上方排気タイプ
給湯器の上部から丸い排気口が1本出ていて、屋外に排気させるタイプです。
PSの扉を閉めると、給湯器も排気口も確認ができません。
後方排気タイプ
給湯器本体後方に丸い排気口がついていて、屋外に排気させるタイプです。
給湯器を前から見ても、後方に排気があるため排気口が確認できません。
PSの扉を閉めると、給湯器も排気口も確認ができません。
まとめ
給湯器の交換は、基本的に今ご使用中の給湯器と同じ設置タイプへの交換となります。特にマンションでは、設置タイプの変更はできません。 このため、今ご使用中の給湯器の設置タイプを知ることで、交換可能な給湯器の機種を絞ることができます。みなさんも一度、ご家庭の給湯器がどの設置タイプか調べてみるのも良いのではないでしょうか。
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