ポチッと住まいるは住宅水廻り機器交換工事専門店。ネットで簡単見積り

[営業時間] 9:00〜18:00
商品カテゴリから探す

商品検索

ウォシュレット(温水洗浄便座)の水漏れ対処法

ウォシュレット(温水洗浄便座)を使用する前や使用した後に、洗浄ノズルやその周辺から水がポタポタと漏れる、そんな経験はありませんか? この水漏れは、ウォシュレットの劣化や破損の兆候であるだけでなく、放置すると床の腐食や漏電などにもつながりかねない意外と見逃せない問題なのです。 今回はこうしたウォシュレットの水漏れの原因や、応急処置の方法、修理や交換の判断基準、そして交換費用の相場について詳しく解説していきます。

※「ウォシュレット」は、TOTO株式会社の登録商標です。

ウォシュレットから水漏れしている原因は?

ウォシュレットのノズル周辺から水がポタポタと漏れている場合、しかもその水が止まらないといった状況の裏には、以下のような原因が隠されていることがあります。

水漏れ

給水フィルターの詰まり
給水フィルターはウォシュレットに内蔵されている網目状の部品で、水道水内に含まれるゴミや不純物を取り除く役割を持っています。これがゴミなどで目詰まりを起こすと、水の流れが悪くなり、その接続部分から水漏れすることがあります。定期的な清掃が必要です。

バルブユニットや内部弁の不具合
使用していない時に洗浄ノズルから水が漏れる場合、使用後に水を止める操作後も水が止まらない場合は、ノズルの動きを制御するバルブユニットや内部の弁の故障が考えられます。これらの原因が考えられる場合は、早急に部品の交換やウォシュレット全体の交換が必要になります。

パッキンの劣化や接続部分の緩み
上記のような故障がないのに水が流れ続けるという場合は、長年の使用によりパッキンが劣化したり、接続部分が緩んだりしていることが考えられます。ウォシュレットの耐用年数は10〜15年ほどとされています。しかし、パッキン部分はそれ以上に長い20年ほどの耐用年数が設けられていることが多いため、パッキンの劣化が起きている場合はウォシュレット全体の不具合が多発する期間となっていることが考えられます。そのためこうしたケースでもウォシュレット全体の交換を検討しましょう。

水抜栓やOリングの劣化
温水洗浄便座の中には、お湯を貯めておくタンクを備えた「貯湯式」と呼ばれる製品があります。このタイプには水抜栓があり、これらの部品が劣化するとタンク下部から水漏れすることがあります。これは便器内ではなく便器外に水が漏れてしまい、床などの劣化や破損、腐食につながることが多いため、早急な設備あるいは部品の交換が必要です。

その水漏れ、修理で直る?交換すべき?

ウォシュレットから水が漏れている場合、その破損や劣化が修理可能なものなのか、設備全体の交換が必要なのか、一見すると分かりづらいもの。ここでは修理可能な水漏れの判断基準と、交換が必要なケースについて打ち手紹介していきます。

水漏れ

修理で対応可能なケース

以下のようなケースでは、比較的簡単な処置で状況が改善します。

給水フィルターが詰まっている
ゴミや不純物が水の流れを妨げているだけであるため、フィルターの清掃や交換で対応可能です。多くの場合フィルターは止水栓とウォシュレットをつなぐ給水アダプタの周辺にあります。これを外して流水などで洗うことで状況は改善します。(洗浄の前には必ず次項の事前準備を行ってください)。

パッキンや接続部分の緩み
パッキンが単純に緩んでいる場合は、その箇所を突き止めパッキンを設置しなおしたり、接続部分を締め直したりすることで改善されることがあります。

応急処置の事前準備

応急処置を行う場合はまず下記の手順を必ず行ってください。

電源を切る
感電防止のため、ウォシュレット本体の電源プラグを抜きます。

止水栓を閉める
トイレの止水栓を時計回りに回して水の供給を止めます。止水栓が見つからない場合は一旦家の水道の元栓を閉めましょう。

水漏れ箇所を確認する
どこから水が漏れているかを確認し、原因を特定します。

交換が必要なケース

下記のような場合は、修理での対応が難しいためウォシュレット設備全体の交換を行いましょう。

バルブユニットや内部弁の故障
修理することも不可能ではないのですが、費用が高額になることが多く、結果的に交換した方が安上がりで最新の設備が手に入るということがほとんどです。

ウォシュレットの使用年数である10年以上を超えている
耐用年数が過ぎている場合メーカーサイドで部品の供給が終了していることが多いため、交換をおすすめします。

ウォシュレットだけの交換は可能?

ウォシュレットに不具合がある場合、トイレの種類によっては便座のみの交換が可能ですが、場合によっては便器を含めたトイレ設備全体の交換が必要になることがあります。

交換をする際の注意点

一体型トイレの場合
便器とタンクが一体になったタイプのトイレやタンクレストイレの場合、便座のみの交換ができない場合が多いです。この場合はトイレ全体の交換を検討しましょう。

DIYでの交換に注意
ウォシュレットの交換は、電気工事や水道工事が必要な場合があり、専門知識がないと危険です。専門業者に依頼することをおすすめします。

交換費用の相場

「ポチッと住まいる」でのウォシュレットの交換費用は、以下のようになっています。 参考としてご確認ください。

費用の目安(税込)

ウォシュレット本体 15,000円~200,000円(機能やグレードによる)
交換工事費用 12,100円
コンセント移設工事(200mm以内) 8,250円
既存の便座の処分費用 500円~2,000円(自治体による)

まとめ

ウォシュレットからの水漏れは、原因を特定し、適切な対処を行うことで被害を最小限に抑えることができます。異常を感じたら早めに「ポチッと住まいる」のお見積りフォームより設備交換のためのご連絡を。なお、「ポチッと住まいる」で取り扱う便器の一覧は、便座(温水便座・便座)ページにてご確認いただけますので合わせてご覧ください。