キッチン・シンクをもっと綺麗に。自由に使える後付けシャワー水栓のすすめ

キッチン水栓は、いまやシャワータイプが定番となっており、ストレートタイプの水栓から変更する人も増えています。水栓器具の交換となるとハードルが高いように感じられるかもしれませんが、後付けタイプなら、ちょっとした作業で簡単に蛇口に装着できます。本記事ではキッチンに導入したいシャワータイプの水栓について、商品の種類や価格帯、手入れの方法などを紹介します。工事による交換についても解説します。

キッチンの水栓をシャワータイプにしてみませんか？

キッチンシャワーとは？

キッチンシャワーとは、キッチンシンクに付けられている蛇口がシャワータイプになっているものを指します。ストレートタイプの放水しか備えていない蛇口でキッチンシャワーを使用するには、アタッチメント式のシャワーパーツを付ける、もしくは専門業者に依頼し、水栓器具そのものをシャワータイプに付け替えるという方法があります。工事による付け替えでは、蛇口の先端を引き伸ばして使えるハンドシャワータイプが人気です。

キッチンの水栓をシャワーにするとなにがいいの？

キッチンシャワーのメリットは、シャワー状で広範囲に放水することで洗い物がしやすくなること。水ハネがしにくくなるのでキッチン周りを清潔に保つことなどが挙げられます。また、すすぎに必要な水の量をストレートタイプより少なくできるので、20％〜50％の節水が期待できます。水栓器具そのものを交換した場合は、さらに節水効果がアップ。ハンドシャワータイプならシンクを隅々まで楽に洗うことができ、キッチン作業の時短にも繋がります。

非常に便利なキッチンシャワーですが、若干のデメリットも。水栓器具を交換した場合、種類によっては蛇口の先端に浄水器を取り付けられなくなることがあります。また、ハンドシャワータイプの場合は、ホースのスペースを確保するため、シンク下スペースの収納性を一部、犠牲にしてしまいます。通常の水栓器具よりも故障しやすくなる可能性があり、修理費用が高い点も注意しておきたいところです。

キッチンシャワーのタイプについて

蛇口に装着するタイプのキッチンシャワーは、ホームセンターやネットショップで簡単に購入できます。多くのタイプでシャワーとストレートの切り替えができ、中には首振り機能や塩素・農薬などを軽減する浄水機能を備えたものもあります。ハンドシャワー型はシングルレバーの混合水栓が一般的で、ハンドルに触れずに放水できるセンサー式のタイプもあります。近年はアーチ状のグースネックと呼ばれるタイプが人気で、デザイン性を重視するならハンドシャワータイプがおすすめです。

キッチンのシャワー水栓は後付け可能。その方法は？

キッチンシャワーは後付けできる？

キッチンのシャワーは後付けが可能です。手軽なものとししては、既存音水栓の規格に沿った口金に合わせて購入し、ご自身で付け替えるアタッチメント式のものがあります。しかし、使い勝手やシャワーの勢いなどを考慮するなら水栓器具そのものを交換するのが最良です。なお、水栓器具そのものを交換する場合は必ず専門業者に工事を依頼しましょう。工事にかかる時間は1つの水栓につき1〜2時間程度になります。

気になる交換費用は？

シャワー水栓の取り付け費用

アタッチメント式の器具であれば、安ければ1000円以内、高価なものでも1万円程度で購入できます。取り付けも自分でできるため工事費用はかかりません。ハンドシャワータイプは、有名メーカーの定番モデルであれば2〜5万円程度で種類が豊富に揃っています。こちらの取り付けを専門業者に依頼した場合、工事費用は商品価格込みで、4万円程度からになります。なお、こうした工事費用が10万円を超えるようなケースも見受けられますが、こうした高額な見積りである場合は、浄水機能やセンサー・サーモスタットなど、機能が数多く採用されています。オプション工事では、変換アダプターの設置や取り付け穴サイズの調整などに対応します。

水栓のお掃除方法

キッチンシャワーを使い続けているとフィルター部分に汚れがたまり、水の出が悪くなることがあります。この状態になった場合、まっすぐ放水されない、変な方向に水が飛ぶなど、さまざまな不便が生じ、早急に手入れが必要となってきます。手入れの方法は、シャワーの先端部分をゆるめて分解し、整流網や泡沫ユニット、散水板などを歯ブラシで丁寧に磨きます。商品によってはラジオペンチなどの器具で留め金となっているクリップを外して分解するものもあります。汚れがひどい場合は、クエン酸と重曹を大さじ一杯ずつ＋水で作った炭酸水に部品を漬け込んでから磨くと効果的です。シャワー先端の掃除は半年に1回程度行うことがおすすめです。

金具に付着した水滴や水アカは歯磨き粉をつけたスポンジで優しくこすり、水拭きとから拭きをします。その後でシリコン系のカーワックスを含んだ布で磨けばサビを防ぐことができます。歯磨き粉は研磨剤を含んでいるため、新品の器具に使うのは避けましょう。プラスチック部分は台所用の中性洗剤を水で薄めてスポンジで磨き、すすぎの後にから拭きをします。汚れの主な原因はシャワーの使用後に残った水分です。付属の取扱説明書にお手入れ方法が記載されていますので、よく読んで日常的に清掃を行い水栓を清潔に保ちましょう。

まとめ

作業の効率化や節水に大いに効果を発揮するキッチンシャワー水栓。低価格で導入でき、容易にキッチンの利便性を高めることができます。台所のリフォームを検討している場合は、思い切ってハンドシャワータイプなどへの付替工事を行うのも良いでしょう。ハンドシャワータイプへの交換をお考えの方はこちらよりお選びいただけます。
ポチッと住まいるでは「水栓見積り依頼ページ」より、今ご利用中の水栓の写真（複数枚）や、ご利用状況などをご入力いただけると、後日お見積りメールをお届けすることが出来ます。水栓・蛇口交換をお考えでしたら、ネット見積りをご検討をください。