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意外と簡単?キッチンのレンジフードや換気扇フィルターのお掃除方法

換気扇の中でも特に汚れが目立つ箇所である、ファン(プロペラ)やフィルター。換気扇を使用するときに激しく動くだけでなく、換気の際に油や埃などが吸着するため、汚れが溜まりやすく、また故障にもつながりやすい箇所となります。
今回は、レンジフードや換気扇のファン交換や故障を防ぐためのお手入れ方法などを詳しくご案内してまいります。

半年に1回はキッチンの換気扇やレンジフードを綺麗にしよう

なかなか取れないレンジフード・換気扇の汚れ、その理由とは?

大掃除などでも特にお掃除が面倒というイメージのあるレンジフードや換気扇ファン。あのしつこい汚れはどのようにして付着するのでしょうか。
レンジフードの汚れの主たる原因は調理中に発生する食用油。調理中の水蒸気と共に空気中に舞い上がった油が排気をする際に、ファンの周辺に付着。この油を接着剤のようにして、空気中の埃やゴミが付着して冷えて固まりあの頑固な汚れとなります。

換気扇・レンジフードの汚れを放置すると?

こうしたことから、レンジフードは1ヶ月に一回程度、最低でも半年に1度は洗浄し綺麗な状態を保つようにしましょう。レンジフードや換気扇に付着した汚れを放置すると、軸や羽の周りについた汚れのせいで、ファンが回りにくくなったり、負荷がかかって軸が歪んでしまい故障につながることも。また、排気効率も悪くなりますしゴキブリなどの不快な害虫が発生することもあります。最悪の場合では、固まった油汚れが燃料の役割を果たし、調理中の火などが引火して火災を引き起こしてしまうこともあります。

換気扇・レンジフードの汚れを放置すると?

ゴシゴシ落とさなくてもOK 正しい換気扇&フィルターの掃除方法

換気扇・レンジフードの掃除手順

換気扇・レンジフードの掃除手順

■用意するもの

厚手のゴム手袋/中性洗剤/雑巾やいらない布/目の細かいスポンジ/バケツや洗面器/ごみ袋・新聞紙

■まずは下準備

安全に掃除を行う前に、まずレンジフードの電源を落としましょう。また天井付近の高所での作業となるため、安定した作業台を用意するのも忘れずに。さらに、コンロやシンク周りには新聞紙を敷いておくとキッチンに汚れや油が飛び散っても後片付けがしやすくなります。

■フィルターとファン(プロペラ)を外す

下準備ができたらフィルターとファン・プロペラを取り外します。換気扇やレンジフードには深型と浅型、さらに整流板がついたスリムタイプがあります。それぞれのタイプで取り外し方は異なってきますので、換気扇の取り扱い説明書を参考にしつつ取り外してください。なお、取り外しの際に、手が汚れや怪我の恐れがあるので手袋をはめて行うようにしましょう。

■ファンやプロペラの汚れを落とす

続いて外したフィルターとファン・プロペラを掃除していきますが、この方法はファンやプロペラに付着した汚れの度合いによって異なります。

【汚れが軽微な場合】

しつこく冷え固まった油汚れがなく、比較的きれいな状態の場合は、中性洗剤を混ぜたぬるま湯に雑巾やスポンジを浸し、汚れを優しく擦るようにして落としていきます。 汚れがしっかりと落ちたら、水やぬるま湯で十分にファンやプロペラを洗浄し、乾いた布などで水分を拭き取ってからレンジフードや換気扇に取り付けます。フィルターカバーなども同様の手順で清掃してください。

【ガンコな油汚れの場合】

拭き取るくらいでは汚れが落ちないほどついてしまっている場合は、ファンやプロペラを浸けられるほどの容量のバケツや洗面器を用意し、そこにぬるま湯と中性洗剤を入れ、ファンやプロペラ、フィルターを浸け込みます。(適当な容器がない場合は、厚手のゴミ袋などでも代用可能です)。1〜2時間ほど浸け込んだら、スポンジや雑巾で、フィルターやプロペラを優しく擦るようにして汚れを落とします。容器の水を捨て水かぬるま湯でフィルター・プロペラを洗い流し乾いた布などで水分を拭き取ってからレンジフードや換気扇に取り付けます。また、このとき金タワシのような硬いモノで表面を擦ってしまうと、表面に傷がついてしまうため決して、使用しないようにしましょう。

ガンコな油汚れの場合

レンジフードや換気扇の寿命は?

汚れが落ちない場合や、故障が見られる場合は交換が必要

定期的なメンテナンスを行っていても汚れが取れなくなってしまった場合や、ファンなどに傷がつき汚れが染み付いてしまった場合、さらに汚れのせいでファンの軸が曲がったり、異音がするようになってしまったら、レンジフードや換気扇の交換が必要です。
この時、シロッコファンやプロペラのみに異常が見られるようであればファンのみの交換も可能です。ただし、全体的に汚れが目立つ場合や一般的なレンジフードなどの耐久年数である10年以上が経過している設備の場合は、全体交換が必要となります。

レンジフードや換気扇を交換する際に必要になる費用

■ファンやプロペラのみの交換で不具合が解消する場合:2万〜3万円
■レンジフードや換気扇本体の交換が必要な場合:15万〜25万円

手間を省くなら、お手入れのいらない機種に交換するのも一つの方法

レンジフードや換気扇の細かなお手入れは安全に使い続ける上で欠かせないものですが、 近年では清掃性の高いものも登場してきており、これらを選ぶことでお掃除の手間を軽減できることがあります。例えば、オイルスマッシャーディスクという部品を高速回転させることで、レンジフードが吸い込む油汚れを集めて内部へ侵入しにくくしたタイプや、シロッコファンを回転させ、遠心力で油を飛ばしオイルトレーに集めることで清掃性を向上したタイプ、拭き掃除などを考慮したフラットな形状のものなど数々の商品が登場してきていますので、製品Webサイトの仕様を確認したり、リフォーム会社のスタッフに相談するなどして最適なものを選んでみましょう。

手間を省くなら、お手入れのいらない機種に交換するのも一つの方法

まとめ

安全に適正な耐久年数までレンジフードや換気扇を使うためのお掃除。手間のかかる作業ではありますが、慣れてしまえば意外と簡単にできるもの。本記事を参考にぜひ、お掃除に挑戦してみてください。またお掃除で解消できない汚れや不具合がある場合は、リフォームや水廻りの設備の専門業者に連絡して交換やリフォームをご検討ください。

ポチッと住まいるでは「レンジフード見積もり依頼ページ」より、今ご利用中のレンジフード写真(複数枚)や、レンジフードの種類・タイプを選択いただけると、後日お見積りメールをお届けすることが出来ます。是非、一度見積り依頼をご検討をください。