洗面化粧台の一面鏡、二面鏡、三面鏡、それぞれのメリットとデメリット
洗面化粧台は、鏡・洗面ボウル・収納が一体化したユニット型と、パーツを組み合わせてカスタマイズできるシステム型の2つに分けることができます。 今回は選びやすいユニット型で、一面鏡、二面鏡、三面鏡のそれぞれのメリットやデメリットを見ながら、どうやって選べばいいのかを見ていきましょう。
リーズナブルな一面鏡の洗面化粧台
その多くは、縦長1枚の化粧鏡と、その両サイド、もしくは片方にオープンになった収納で構成されています。間口は600mmから。

メリット
- リーズナブルな価格なので求めやすい
- 何をどこに置いてあるのか一目瞭然
- すぐに物が取れる
- 比較的に奥行きが小さいので狭いスペースでも置ける
デメリット
- 収納部の見た目にごちゃごちゃ感がある
- 来客時にそのごちゃごちゃ感を見られてしまう
- すぐに物が取れる
- 収納部にホコリが溜まりやすい
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ミラーキャビネットで隠せる二面鏡の洗面化粧台
メインの化粧鏡のサイドに、もう一枚の化粧鏡がある二面鏡。その多くが鏡の後ろ側が収納になっているミラーキャビネットとなっており、間口は600mmから。

メリット
- ミラーキャビネットに、小物もすっきり片付く
- 収納物が見えないのでお客様にも洗面台を使ってもらえる
- 収納内部にコンセントがある
デメリット
- 一面鏡よりも少し価格が高くなる
- 一面鏡より鏡の面積が広くなる分、お手入れの手間がかかる
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種類が豊富で機能性抜群の三面鏡の洗面化粧台
間口は750mm以上必要。三枚の鏡の裏がすべて収納になっており、機能性に優れています。

メリット
- 合わせ鏡で、後ろの髪型などが見えるので身だしなみを整えやすい
- 各メーカーが力を入れているタイプで機種が豊富
- ミラーキャビネットや引き出しなど、収納物を二面鏡以上に収納できる
- 収納物を隠しておけるので生活感が見えにくくスタイリッシュに感じる
- 収納内部にコンセントがある
デメリット
- 一面鏡、二面鏡よりも価格が高い
- 一面鏡、二面鏡よりも面積が広いので、お手入れが面倒
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一面鏡、二面鏡、三面鏡。結局、どれを選べばいいの?
それぞれのメリットやデメリットが出揃いました。さらに、価格相場や住まいの条件、暮らし方も大切な要素として選び方を考えてみましょう。
例えば価格の相場は?
本体価格(ユニット型・間口600〜900mm)では、材質や付属品、グレード、大きさによりかなりの差があります。
洗面化粧台 一面鏡:3.0万〜27万円
洗面化粧台 二面鏡:3.6万〜33万円
洗面化粧台 三面鏡:7.7万〜60万円
一面鏡を選ぶのなら

予算を抑えたい場合、最も求めやすいのが一面鏡の洗面化粧台です。とにかく安く交換したい方におすすめです。
また、家族が多いのなら、2階や3階にサブ洗面として設置するのはいかがでしょうか。朝の忙しい時間帯、身支度の渋滞を解消できます。
つまり、シンプルさと価格重視なら、一面鏡です。
二面鏡を選ぶのなら
二面鏡の洗面化粧台はミラーキャビネットの収納部に歯ブラシや化粧品、整髪料などの小物を隠せるので、お客様に気兼ねせずに使っていただけます。来客の多いご家庭におすすめですね。
つまり、価格とライフスタイル重視なら、二面鏡です。
三面鏡を選ぶのなら

引き出しが付いているものが多いので収納力は抜群。また、ドレッサーを置くスペースがない、小さな子どもがいるのでドレッサーを置くのは心配というご家庭には、三面鏡は姿見として使えるので機能性も抜群です。
三面鏡タイプはメーカーの開発も活発なので見た目がおしゃれなものも多いです。
つまり、使い勝手とデザイン性重視なら、三面鏡です。
洗面ボウルや水栓、キャビネットなどを含む洗面化粧台について
ユニット型の洗面化粧台を構成する各パーツや、洗面台の設置についても見てみましょう。
洗面化粧台を構成する鏡以外のアイテム
洗面ボウル
メーカーによりさまざまな素材や形状があり、お手入れのしやすさについては、メーカーによる差はほとんどないと言われています。
- 素材
汚れを固着させないよう表面の凹凸をナノレベルでなめらかにした陶器素材や、水をはじく撥水・撥油製の有機ガラス素材、衝撃やひび割れに強いホーロー素材などがあります。 - 形状
ボウルの外への水ハネを防ぐ形状のものや、中央が高くなって全体に水が行き届き、ボウル内に汚れが残りにくくしたものなど、形状に工夫がされたボウルも人気です。
洗面台下の収納キャビネット

フロアキャビネットと呼ぶことも多い洗面台の下にある収納スペース。大きく分けて、開き扉タイプ、2段引き出しタイプ、片開き・引き出し合体タイプの3種類あります。中には体重計収納付きキャビネットも。
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水栓
水栓を付ける位置として壁付けタイプと台付けタイプがあり、レバーを動かして水を出す一般的な手動水栓のほか、手をかざすとセンサーが反応して水が出るタッチレス水栓も人気です。
設置できるかどうかも確認しておく
三面鏡の洗面化粧台にしたくても間口が750mm以上でないと設置できません。設置場所についても寸法をきちんと測っておきましょう。
- 間口(横幅)を測る
洗面台の間口は600mm・750mm・900mmが主流ですが、交換なら現在使用中の洗面化粧台の間口(足元の引っ込んだケコミ部分)を測りましょう。 - 高さを測る
床から天井までの高さを測ります。また、梁があるのなら床から梁までの高さ、吊戸棚があって残すのなら床から吊戸棚下までを測っておきましょう。 - 奥行を測る
現在使用中の洗面化粧台の奥行きを測ります。奥行きが広いと水はねを減らせますが、その分、狭くなるのでその点も考えて選びましょう。
まとめ
洗面化粧台は、住まいの条件やライフスタイルを考えても選び方が変わってきます。気になる交換リフォーム費用の相場は8万~20万円ほど(本体価格は別)。交換に合わせて壁紙・クロス・床を張り替えたり、新たに収納スペースを増設したりするのもいいでしょう。
ぜひ、自分たちのライフスタイルにあった洗面台を、ポチッと住まいるで選んでみませんか?
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