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ガス給湯器には故障しやすい季節がある

いつでも快適にお湯が出るのが当たり前と思っている給湯器ですが、実は給湯器には苦手とする季節があるのです。暑さや寒さ、自然災害時の対処方法によって、給湯器の寿命は変わってきます。大事な給湯器を長く安全に使うために、まずはそれぞれの季節で異なる給湯器のケア方法を知っておきましょう。

夏におきやすい給湯器の故障の種類

給湯器が安定して稼働することができる季節は夏。そのため、故障が少ないのもこの季節なのですが、夏を越えて秋・冬と季節が変わってゆくと、給湯器の故障・交換の依頼が急増するため夏のうちにしっかりと点検やメンテナンスを依頼して、不具合が起きないよう備えておくことが大切です。

また、夏は気温の面で見れば、給湯器の運転に負担がかかりにくいのですが、天候に目を向けると、故障や運転停止になりかねない原因がいくつも起こる季節であると言えます。

安全装置の作動

台風のシーズンなどで大雨や強風に襲われている地域では、給湯器の電源が入らなくなることがあります。これは故障ではなく給湯器自体の安全装置が漏電を防止するために作動しているから。こうした場合は、給湯器だけでなく電源のブレーカーそのものが落ちていることがほとんどです。
自然災害によって給湯器の電源が落ちてしまった場合は、無理に復旧しようとせず、天候が落ち着くのを待ちましょう。特に雷などが鳴っている時にブレーカーを触ったり、雨の中濡れた手で給湯器の電源プラグを触ると感電の恐れがあります。

雨水の侵入によるショート

大雨などによって、給湯器の内部に水が入り込んでしまった場合、給湯器がショートしてしまいお湯が出なくなることがあります。屋外に置くことが多い給湯器は、こうした水の侵入を防ぐ対策が施されているのですが、運悪く水が入り込んでしまうこともあります。こうした場合完全に水没するような状況でなければ復旧する可能性がありますが、天候が回復しても長時間直らないようであれば、修理・交換を検討しましょう。

雨水の侵入によるショート

高湿度によって起こる不具合

給湯器の中に水が入っていなくても梅雨時など高温高湿度の状態が続くと給湯器の中の湿度が上がり、ガスに火が付きづらくなることがあります。こうした季節に給湯器から水が出ないなどの症状が起こったら、給湯器のリモコンを確認しましょう。 リコモンのエラーコードに「111」が表示されていたら、給湯器側で点火不良が起きています。また「112」のエラーが出ている場合は追い焚き側に点火不良が起きています。 このトラブルが起こった場合は雨が止むのを待って、電源タップ周りが乾燥しているのを確認してから、電源コンセントを抜き差ししてみましょう。それでも戻らない場合や頻繁にエラーが表示されるという場合は、修理を検討する必要があります。

高気温によって起こる不具合

給湯器は常に一定の力でお湯を沸かしています。そのため、供給される水温が高くなると、リモコンの設定温度より熱いお湯が出ることがあります。これは故障ではなく、自然な現象なので心配ご無用。お湯の使用量が多くなると設定温度に近づきますので、水栓(蛇口)をしっかり開けておけば大丈夫です。

冬におきやすい給湯器の故障の種類

外気温が低くなる冬は給湯器の不調が出やすい季節。外気温が低いため、お湯を作るためには給湯器がフル稼働するうえに、お風呂や洗顔・食器洗いなどでお湯を使う機会も増えるため給湯器が酷使させるのがその原因で、冬を超えるごとに給湯器の性能は少しずつ低下していくといわれるほどです。

水もお湯が出ない

水道管が凍結していることが考えられます。この場合は水道管にタオルなどを巻いてその上からゆっくりとぬるま湯をかけてみましょう。熱湯をかけると、急激な温度変化で水道管が傷んでしまうので使用は厳禁です。しばらくたって水が出るようになれば、水道管の中に水が流れています。

水もお湯も出ない

水は出るがお湯が出ない

水が出てお湯が出ない場合は、給湯器かガス側の不具合となります。給水元栓とガス元栓を全開にし、給湯器の電源プラグを抜いた上で10秒程度待って再度差し込んでみましょう。

水は出るがお湯が出ない

お風呂の水温が安定しない

浴槽から出る水の温度が上下する場合は、フィルターにゴミや髪の毛が詰まっていることも原因として考えられます。浴槽の金属キャップを外してそうじをしてみてください。

お風呂の水温が安定しない

給湯器が凍結してしまった

冷え込んだ冬の朝など、お湯側の給湯栓を全開にしても全く何も出てこないという場合は、給湯器が凍結していることが考えられます。この場合リモコンにも「562」もしくは「632」のエラーメッセージが出ているはずです。

給湯器が凍結してしまった

給湯器が凍結してしまったら

自然解凍を待ちましょう。運転スイッチを切り外気温が上がるのを待ってから、再度使い始めてください。またこの時、給湯器や配管が凍結時に破損していると水漏れが起こることがありますので、給湯器や配管周りから水が漏れていないか確かめてください。

緊急の用事などですぐにお湯を使わなければならない場合は、まず運転スイッチを切り、台所などの給湯栓を開けておきます。その上でガス栓を締め、給湯器本体の給水元栓を回してみましょう。給水元栓が凍って動かないようであれば、タオルなどの布を給水元栓の周りに巻いてぬるま湯をゆっくりとかけていきます。元栓周りの氷が溶け回るようになったら、開けておいた給湯栓を締めて、元栓周りの水分を拭き取ります。これでお湯が使えるようになっているはずです。なお、この時元栓が回るのに水が出ない場合は、給水元栓以外が凍結しており、自然解凍を待つほかありません。

寒い日のトラブルを未然に防ぐために

厳冬地域などで、寒波の予想が出たら、給湯器が凍結しないように事前に対策を施す必要があります。まず、夜中から朝にかけての凍結を防ぐために、給湯器のリモコンの運転スイッチを切り、お風呂などの水をごくわずかに流しておきます。
この時、給湯器の運転は切っても電源プラグは抜かないようにしましょう。給湯器には凍結防止の安全装置がつけられていますので、電源を切るとこの装置が働かなくなってしまいます。
また、大雪が降った日は屋外の給湯器の吸気、排気口に積もった雪をしっかりと落としてください。吸排気口を雪が塞いでしまうと、不完全燃焼は発火などの事故が起こりやすくなってしまいます。

復旧しても頻繁に不具合が出るようなら修理・交換を

給湯器を交換してから2〜3年のうちは、真夏や真冬に一時不具合が起こったとしても自然に復旧するのがほとんど。しかし使い続けていくうちに、その頻度が高くなってきたり、復旧してもすぐにまた調子が悪くなってしまうという場合は、リフォーム会社などに見積をお願いして、給湯器の修理や取り替えをお願いましょう。
また、交換からそれほど年月が経っていない場合でも、給湯器から焦げ臭い匂いや黒い煙が上がっている場合は、不完全燃焼をおこしていますので早急に交換を行いましょう。

まとめ

季節によっておこる給湯器の故障とそのケア方法をご紹介しました。こういった情報を事前にしっておくことで、故障かなっと思った際にも慌てず対処いただけます。
しかし、給湯器の耐久年数を過ぎて不具合の頻度が高くなっている場合は、給湯器の交換を検討したほうが良いかもしれません。
ポチッと住まいるでは「給湯器見積り依頼ページ」より、今ご利用中の給湯器の写真(複数枚)や、ご利用状況などをご入力いただけると、後日お見積りメールをお届けすることが出来ます。給湯器交換をお考えでしたら、ネット見積りをご検討をください。