タッチレス水栓とは?
まずはタッチレス水栓のしくみや、その利点や注意点について知っておくと、交換の候補となる他の水栓との比較に役立ちます。
タッチレス水栓の仕組み
タッチレス水栓は、手を使わなくても吐水、止水ができる水栓。
この水栓には、スパウト部分や水栓の上部などにセンサーが内蔵されており、このセンサーに手を近づけることで水の出し止めをコントロールすることができます。
タッチレス水栓のメリット
衛生的
洗う前の手には、雑菌やウイルスが付着していることがあります。この手で蛇口のコックやレバーを使用すると、水を止めるためにコックやレバーを触った際にまた雑菌などが手に付着してしまいます。タッチレス水栓なら、水栓を触らないので手を洗うのも簡単で衛生的。近年のコロナウイルスの蔓延によって、このメリットは評価され多くの方がタッチレス水栓を導入しました。コロナウイルスの流行は治りましたが、インフルエンザをはじめとした感染は毎年起こりますので、これから導入してもメリットは十二分に感じることができるでしょう。
家事のストレス軽減につながる
キッチンなどをタッチレス水栓にすることで、手が汚れていたり濡れていたりする時にも、水を流すことが可能になります。これにより、水栓が汚れるリスクも低減するので、掃除の手間も省け家事のストレス軽減につながります。
節水が可能
タッチレス水栓の水を止めるためには再度水栓に手をかざせば良いのですが、一定時間操作しない場合も水が自動的に止まります。このためうっかりとした水の止め忘れが防止できるのも大きなメリット。また、手を洗ったり、洗顔の前に石鹸を泡立てたりといった行為の途中でも水を止めることができるので、この場合も節水につながります。
タッチレス水栓の注意点
水の量の調整をする際には手で触れる必要がある
タッチレス水栓は、水の出し止めに関しては手を触れずにできるものの、流水の強さや量、水温を調整するためには手で水栓に触れて設定しなくてはなりません。
停電時には使用できなくなることも
タッチレス水栓はセンサーで水の出し止めをコントローするため、電源が必要となります。(多くの場合電源は、キッチン周りのコンセントから獲得したり、ビルトイン食洗機から分岐させたりして得ることが可能です)。そのため、災害などによって停電が発生すると、水栓が使用できなくなることがあります。ただし、製品の中には電池式のものや、緊急時に手動弁で水の出し入れができるモデルもありますので、心配な方はこれらを選ぶと良いでしょう。
お薦めタッチレス水栓
タッチレス水栓を選ぶ基準
タッチレス水栓にはさまざまな製品があり、それぞれに性能が異なっています。
その中から、皆さんのご家庭にぴったりのアイテムを見つけるためには、以下のようなポイントを確認しておきましょう。
電源式か電池式か
電源式はコンセントなどから簡単に電気の供給が可能。一方で、電池式は非常時などでも安心ですが、電池交換の手間があります。
泡沫やシャワーが出せるか
食器洗いの手間を軽減したいのであれば、洗浄力の高いシャワーや泡沫がでるタイプがおすすめです。
浄水器はついているか
水道水の塩素の匂いが気になる、水道水を料理に使用されているご家庭であれば、浄水器付きのタッチレス水栓を選ぶと美味しい水を堪能できます。
水栓が洗いやすいか
水栓金具に継ぎ目や凹凸の少ないデザインの製品は汚れがつきにくく、また拭き掃除も簡単です。
「ポチッと住まいる」でのおすすめ水栓
LIXIL キッチン水栓 ナビッシュ シリーズ
キッチン用のシングル混合栓のタッチレス水栓です。
レバーが温水設定になっている状態でも、手元のセンサーで水に切り替えることができるエコセンサーを搭載。無意識にお湯を使ってしまうリスクが低くなります。また、電源式のものだけでなく、電池式のタイプ、浄水器付きのタイプなどさまざまな機能から選べるのもポイントです。
「ポチッと住まいる」での本体参考価格:50,000〜110,000円
takagi キッチン水栓 シングルレバー混合栓 メッキ
浄水器を主力商品とするtakagiが手がけるタッチレス水栓で、もちろん優れた浄水機能が魅力です。また、デザインも洗練されており、美しさと掃除のしやすさを両立した滑らかなボディの形状や使いやすく負担の少ないレバーなどこだわりが光ります。
「ポチッと住まいる」での本体参考価格:59,400円
より詳しい商品情報については
「ポチッと住まいる」のタッチレス水栓(混合水栓)のページ
をご確認ください。
タッチレス水栓に交換するためには?
タッチレス水栓の交換手順
タッチレス水栓の交換手順も、他の水栓の場合とほぼ同様。依頼された際は以下のような手順で施工が行われます。なお所要時間は1時間ほどとなります。
- 止水栓を閉める
- 既存の蛇口を取り外す
- 水栓を接続する取り付け穴やシンク周りを掃除する
- 新しい水栓を取り付ける
- 止水栓を開ける
タッチレス水栓の交換費用
タッチレス水栓への交換、もしくはタッチレス水栓同士の交換は、製品のタイプによって異なります。
水栓の本体価格は5万〜11万円程度。この価格に加えて作業費として電池対応の場合は施工費用が1万〜2万円、電源式の場合は1万~3万円が目安となります。
まとめ
衛生的で、どなたにも使いやすいタッチレス水栓。特にお子さんやご高齢の方、頻繁にキッチンでお料理をするご家庭におすすめです。ポチッと住まいるでは、Webサイト上で見積もりを依頼して、価格に納得した上で水栓交換が依頼できますのでご検討中の方は、ぜひサイトの商品詳細&お見積もりフォームも併せてご確認ください。