トイレ 給排水の種類と室内寸法の確認
今お使いのトイレの給排水設備にどんな種類の物があるのかご存じでしょうか?トイレ交換をご検討の際は、これらの種類を知っておくとよいでしょう。こちらでは、トイレタンク、排水芯の種類などをご紹介しています。
給排水の種類
トイレタンクのタイプ
密結タイプ(背面タンク)
タンクを便器の上に載せて接続するものを密結タイプと言います。
平付きタイプ(背面タンク)
タンクは便器の後ろの壁に固定し、便器とは洗浄管でつなぐものを平付きタイプと言います。
隅(すみ)付きタイプ
タンクはトイレの壁の隅に固定し、便器とは洗浄管でつなぐものを隅付きタイプと言います。
タンクレス
タンクが便器と一体になっているものをタンクレスといいます。
排水形式の種類
便器の排水形式は2種類あります。便器の交換工事をする場合は、今設置されている便器の排水形式と同じ形式の便器をお選びください。 ご自宅のトイレの排水形式は、その特徴をご覧いただければ、どちらの形式かご確認いただけます。
床排水
一戸建てや一般的なマンションに多いタイプで、便器が壁に接続されていなければ床排水です。床の配水管とつながれているため、配水管は確認できません。
排水芯
壁から床の配水管の中心までの距離のことを一般的に「排水芯」といいます。便器にあるネジキャップの中心と便器背面(タンク側)の壁までの距離を測ることで、排水芯がわかります。ねじキャップが片側に1つのものと、2つあるタイプのものがあります。2つあるタイプは、大きい方のキャップの中心から計測してください。
壁排水
一部のマンションにみられるタイプで、便器が壁に接続されていてば壁排水です。便器と壁が配水管でつながれているのが見えます。
排水高さ
床から配水管の中央までの距離のことを「排水高さ」といいます。排水高さを計測する位置は、配水管が出ている壁沿いを床から配水管中央までを計測してください。
トイレ交換工事は、室内寸法など調べましょう
トイレの交換工事を依頼する場合、トイレの室内寸法を測っておくとリフォーム業者とスムーズに話しを進めることができます。
幅(間口)・奥行・高さき寸法の確認
室内寸法を測るのは、新しい便器や設備を設置した際に、十分なスペースがあるのか確認をするために必要です。 たとえば、トイレ室内の寸法によっては、手洗い器の設置など難しい場合があります。また、戸棚があれば、床からの高さとその寸法も測っておくとよいでしょう。 まずはご自宅のトイレ室内寸法を測り確認しておきましょう。
ドアのサイズと(内・外)開きの確認
トイレのドアサイズ(幅と高さ)と、そのドアが内開きか外開きなのかも確認してください。 トイレのドアが内側に開く内開きの場合は、中に入りにくいだけではなく、万が一トイレ内部で人が倒れてしまうと、体でドアを開けるのを邪魔してしまいます。 便器交換工事と一緒に、トイレのドアを外開きに変更するなども検討しましょう。ただし、トイレの外側にドアを開閉できる十分なスペースがあるのかなど、しっかりと確認しておく必要があります。
トイレの室内サイズによっては注意が必要
現在トイレの室内サイズは、幅が80cm以上、奥行きは160cm以上、広さが0.4~0.75坪という場合が多いのですが、古いトイレの室内サイズは、幅が80cm以下で奥行きが140cm以下、広さが0.3坪といった場合があります。新たに大きめの便器や設備を入れてしまうと、トイレが窮屈になってしまう可能性があり注意が必要です。 ちなみに、平米(横幅×奥行き)に0.3025を掛けることで、坪数を算出できます。
まとめ
便器の交換工事を行うえで、事前に寸法を測っておくことで、リフォーム業者との打合せもスムーズに話しが進みます。 ポチッと住まいるの「トイレ見積り依頼ページ」では、トイレ写真(複数枚)やトイレの室内寸法などご質問にお答えいただけると、後日お見積りメールをお届けすることが出来ます。是非、一度見積り依頼をご検討をください。