浴室水栓の基礎知識
浴室(ユニットバス)で使用される水栓の種類
まずユニットバスで使用する水栓の種類や役割について押さえておきましょう。
■洗い場専用の水栓
近年では浴槽は自動でお湯張りができるものがほとんどであるため、水栓は洗い場・シャワーのみというご家庭も増えてきました。また洗い場で使う水栓はシャワーとカラン(吐水)の2つの切り替えができるものが一般的になっています。
快適でおしゃれな洗い場を実現するために選びたい水栓の種類としては、
- 水とお湯のハンドルを操作することでお湯の温度を調整するツーハンドル水栓
- 一つのレバーの動かし方の上下で水量、左右で温度を操作するワンハンドル水栓
- 温度を自動調整してくれるサーモスタット水栓
が挙げられます。
洗い場壁付水栓一覧はこちらをご覧ください。
■浴槽専用の水栓
浴室専用水栓は、ユニットバスよりも従来工法の浴室に多くみられる水栓です。浴室に直接水を貯めることができます。
浴室水栓の候補として挙げられるのは、
- 水とお湯のハンドルを操作することでお湯の温度を調整するツーハンドル水栓
- 一つのレバーの動かし方の上下で水量、左右で温度を操作するワンハンドル水栓
設置場所としては、浴室の縁の上や浴室に近い壁に設置する形となります。
浴槽専用水栓(壁付)はこちら、浴槽専用水栓(デッキ)はこちらからお選びいただけます。
水栓金具のデザインやおすすめのメーカー
デザイン・機能から選ぶ水栓
おしゃれな浴室を実現されるならやはり水栓のデザイン性は欠かせないもの。
■洗練されたモダンな形状
サーモスタット水栓など、温度の自動調整ができる水栓・蛇口で多いのが、シンプルなデザインなもの。特にシャープ形状や円柱型の本体で突起が少なく、デザインに優れながらも安全に使える配慮がなされています。日本ではTOTOの「GGシリーズ」「TMNシリーズ」やLIXIL「BF-HW」などが代表的なアイテムです。
■ホテルライクなデザイン
アンティーク感やホテルらしいラグジュアリーなデザインのシャワーも人気のアイテム。 現代的なデザインではなく、あえてアンティーク調のハンドルを付けたり、配管で遊び心を加えたり、あるいはシャワーホースを金属製にしたり、金メッキを施したりと個性的なものが揃います。こちらは、外国からの輸入品が多いのですが国内でもサンワカンパニーの「アンティラシリーズ」や大阪市にある金具メーカー「カクダイ」など一部の企業で取り扱いがあります。
海外の水栓金具には要注意
なかなかお気に入りのデザインがないということで、海外からの輸入品の水栓金具をインターネットなどで購入して交換しようとするのは、少し考えものです。 こうした水栓金具は、日本の水道水の水質に合っていなかったり、故障した際に修理のための部品が取り寄せられなかったり、そもそも配管のサイズ間隔によって設置そのものができない場合があります。こうしたことを避けるため、水栓金具の種類に関しては、信頼のおける水廻りのリフォーム企業に要望を伝えるなどして候補を出してもらうようにしましょう。
お風呂用の水栓金具の交換費用
お風呂の水栓金具の費用は、多くの場合水洗金具本体の費用に左右されます。
まずは見積もりをとって、予算通りに収まるかどうかを確認してみましょう。
お風呂用の水栓金具の交換費用
■単水栓の(ハンドルが一つでお湯だけが出るもの)交換:13万〜1.5万円
■シングルレバー混合栓:1.5万〜2万円
■ツーハンドル混合栓:1.6万円〜3万円
■サーモスタット混合栓:2.5万円〜5万円
まとめ
ご自身や家族だけのプライベートな空間であるお風呂。でも毎日使うものだからこそ、機能やデザインにこだわりたいものですよね。水栓の故障に起因する水栓の交換だけでなく、お風呂全体のリフォームの際には、ちょっと違った素敵な水栓を検討するのも面白いかもしれません。ご要望の際はぜひ、当Webサイトからお見積りのご相談をお願いいたします。
ポチッと住まいるでは「水栓見積り依頼ページ」より、今ご利用中の水栓の写真(複数枚)や、ご利用状況などをご入力いただけると、後日お見積りメールをお届けすることが出来ます。水栓・蛇口交換をお考えでしたら、ネット見積りをご検討をください。