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衛生的で快適に!ウォシュレットのノズル掃除方法

トイレの便器や便座の掃除を行っている方、ウォシュレット(温水洗浄便座)のノズルのお掃除はしていますか?実は、ウォシュレットのノズルは、定期的にお掃除を行わないと、汚れや詰まり、故障の原因となることがあるのです。
今回はウォシュレットを衛生的に使用し続けるための、ノズルのお掃除方法について解説してまいります。
※「ウォシュレット」は温水洗浄便座におけるTOTO株式会社の登録商標です。

ウォシュレットのノズルが汚れると…?

普段間近でみることのないウォシュレットのノズル。このノズルにはどのような汚れが付着し、また汚れてしまうことでどのような不具合が生じるのでしょうか。

ウォシュレットのノズルの汚れの種類

ウォシュレットのノズル周辺に見られる代表的な汚れには下記のようなものがあります。

水垢

ウォシュレットは水道水を使用しますので、地域によっては水道水内に含まれるミネラル分などが、水垢としてノズル周辺に白く固まってしまうことがあります。

黄ばみ

ウォシュレットのノズルに黄色がかった汚れがついていたり、色素が沈着したりしているように見える原因は「尿石」です。尿の飛沫がノズル周辺にかかったまま放置されてしまうと、尿石が結晶化してノズル上の頑固な汚れとして残ってしまいます。

黒ずみ

ウォシュレットの上に点々と黒いシミのようなものがあるのは、カビが原因です。尿やその他の汚れがノズル周辺についている場合、これを栄養として黒カビが繁殖してしまい黒ずんだシミとして付着します。

ウォシュレットのノズルの汚れが起こす影響

ウォシュレットのノズル周辺についた汚れを放置してしまうと、どのような影響が起こるのでしょうか?

悪臭の発生

尿石などが残ってしまうと、アンモニアを主成分とする悪臭がトイレ内に充満してしまいます。

ノズルのつまり

水垢・尿石が積み重なると、水の噴出口を塞いで水が出にくくなったり、ノズルそのものの出し入れに支障をきたしてしまうこともあります。

衛生的な問題

カビや尿石などの汚れがノズルについていると、この汚れに触れた水でデリケートな部分を洗浄することになるため、健康的な被害が及ぶことも考えられます。

ウォシュレットのノズルの掃除方法

ウォシュレットのノズルは、1ヶ月に1回程度掃除をする必要があります。
こちらでは、一般的な掃除の手順を紹介していきます。ただし、ウォシュレットのノズルは非常に繊細な場所となりますので、掃除の際はお使いの温水洗浄便座の説明書を確認し、推奨される掃除方法で掃除を行うようにしましょう。

ウォシュレットのノズル掃除に必要なもの

  • 古い歯ブラシ
  • ゴム手袋
  • トイレ用お掃除シート
  • ノズル用洗剤:薬局などには、温水洗浄便座専用の洗剤が販売されています。もし無い場合は、中性洗剤でも代用できることがありますが、できれば専用のものを用意しましょう。

ノズルのお掃除手順

ノズルを出す

まずはノズルを出します。お掃除機能のついているウォシュレットの場合、リモコンを使うことでノズルを出すことができます。

ノズルの汚れを落とす

ノズルを伸ばした上で、ノズル用洗剤を付け、古い歯ブラシで優しく擦るようにして汚れを落とします。この時尿石や水垢が頑固にこびりついているようであれば、クエン酸などが配合されている洗剤をノズルにつけ、ラップなどで巻いて30分ほど放置してから掃除すると汚れが取れやすくなります。

ノズルの汚れを落とす

残った洗剤や汚れを拭き取る

最後にトイレ用のお掃除シートできれいに拭き取ります。この時、トイレットペーパーなどを使うと紙がノズルに付着したり、ノズルの目(穴)に入り込んだりしてしまうため、できれば使用は避け、厚手のトイレ用のお掃除シートを使用するようにしましょう。

ノズル収納口の掃除

忘れがちなのがノズルの収納口周辺のお掃除。ここもカビや水垢がつきやすい場所ですので、古い歯ブラシにノズル用の洗剤をつけ優しく擦るようにして汚れを落としましょう。

ノズル収納口の掃除

仕上げにノズルの洗浄を

多くの温水洗浄便座には、ノズルの洗浄機能が付いています。お掃除が済んだら、この洗浄機能を用いて、ノズルをあらためてきれいにすると、汚れが再付着しにくくなります。(自動洗浄だけでは、頑固な汚れなどを取り切ることはできませんので定期的な掃除を心がけるようにしましょう)。

仕上げにノズルの洗浄を

ノズルの掃除以外に、気をつけたい故障と耐用年数

ウォシュレットの寿命

ウォシュレットの耐用年数は一般的に7〜10年ほどに定められています。
この耐用年数は使用頻度によって異なってきますので、頻繁に使用する場合はこれよりも早い段階で故障が見られることがあります。5年以上使用しているウォシュレットで、後述するような故障が起きているようであれば、設備の交換を検討しましょう。

交換が推奨されるウォシュレットの故障

  • ノズルから頻繁に水漏れが起きる
  • ノズルが出なくなった、動作しなくなった
  • ノズルからの水や便座の温度調整ができなくなった
  • ノズルや便座が破損した

まとめ

意外と気が付かないウォシュレットのノズルのお手入れ。月に一度は、ウォシュレットをきれいに掃除する習慣をつけておくと、安全で衛生的にウォシュレットを使い続けることができます。それでもウォシュレットのノズルや便座部分に気になる点や故障が見つかったら「ポチッと住まいる」へ。Webサイト上で製品を選びながら、交換の見積の申し込みができるため、スムーズな設備交換が実現します。
ぜひ、「ポチッと住まいる」のトイレ用お見積りフォームをご活用ください。