ガス給湯器のオートとフルオートの違い、実はこんなに違う!失敗しないためのポイント
ガス給湯器の交換を検討する際、「オート」と「フルオート」の違いに戸惑う方は少なくありません。これらは単なる機能名ではなく、日々の入浴の快適さ、家事負担、そして光熱費に直結する重要な選択です。ご自身のライフスタイルや家族構成に合った最適な一台を見つけ、後悔しない給湯器選びのために、本記事では両者の機能や費用、選び方のポイントを分かりやすく解説します。
目次
機能比較表で一目瞭然!オートとフルオートの基本的な違い
給湯器選びでよく耳にする「オート」と「フルオート」という言葉ですが、具体的に何が違うのか、ぱっと見では分かりにくいものです。それぞれのタイプがどのような機能を持ち、毎日のバスタイムにどう影響するのかを理解することは、後悔しない給湯器選びの第一歩になります。ここでは、オートとフルオートの基本的な機能差を比較表で示し、それぞれのタイプが持つ特性を分かりやすく解説します。 下記の表は、主要な自動機能について、オートタイプとフルオートタイプで対応しているかを一覧で示しています。これにより、どの機能がどちらのタイプに搭載されているのか、一目で把握できるでしょう。


| 機能項目 | オートタイプ | フルオートタイプ |
|---|---|---|
| お湯はり | ◯ | ◯ |
| 追い焚き | ◯ | ◯ |
| 保温 | ◯ | ◯ |
| 自動たし湯 | ー | ◯ |
| 追い焚き配管自動洗浄 | ー | ◯ |
| 入浴検知自動沸きあげ | ー | ◯ |
この比較表から分かるように、オートタイプは「お湯はりから保温までを自動化する基本タイプ」として、入浴の準備を大幅に楽にしてくれる機能が備わっています。一方、フルオートタイプは、オートタイプの機能に加えて「たし湯や配管洗浄、さらには入浴検知まで全自動で行う高機能タイプ」です。これらの追加機能が、日々のバスタイムの手間をさらに削減し、より快適で衛生的な入浴体験を提供します。
オートタイプの基本機能
オートタイプのガス給湯器は、毎日の入浴を快適にするための必要十分な機能を備えています。主な機能は「自動お湯はり」「自動保温」「追い焚き」の3つです。これらの機能が連携することで、手軽で心地よいバスタイムを提供してくれます。
まず「自動お湯はり」機能では、スイッチひとつで設定した湯量と湯温のお風呂が自動で沸かせます。浴槽の栓を閉めてボタンを押すだけで、後は給湯器がすべて自動で調整してくれるため、お湯の出しっぱなしを防ぎ、無駄なくお風呂の準備が完了します。
次に「自動保温」機能は、設定したお湯の温度を一定に保つための便利な機能です。浴槽のお湯が時間の経過とともにぬるくなると、自動で追い焚きを行い、設定温度まで温め直してくれます。これにより、家族の入浴時間が多少ずれても、いつでも温かいお風呂に入ることができ、特に寒い季節には重宝します。
そして「追い焚き」機能は、冷めてしまったお湯を再び温かくしてくれる機能です。浴槽内のお湯を給湯器に取り込み、再び温めて浴槽に戻すことで、新しくお湯を張り直すよりもガス代や水道代を節約できます。これらの機能により、オートタイプは「必要十分な機能を備えつつ、コストパフォーマンスに優れた選択肢」として、多くのご家庭で選ばれています。
フルオートタイプだけの追加機能
オートタイプのガス給湯器でも十分快適なバスタイムが実現できますが、フルオートタイプはさらに一歩進んだ機能性を提供します。オートタイプの基本的な機能に加え、フルオートタイプにのみ搭載されている特別な機能が、日々のバスタイムの「手間」をさらに削減し、「快適性」と「衛生面」を格段に向上させます。
これらの追加機能は、特に家族の入浴時間がバラバラなご家庭や、清潔なお風呂を常に保ちたいと考える方にとって、大きなメリットとなるでしょう。フルオートタイプがもたらす4つの主要な追加機能について、その詳細と、それがどのように毎日の生活を豊かにするかを詳しく解説していきます。
フルオートだけの4大便利機能|毎日のバスタイムがもっと快適に
フルオートタイプのガス給湯器は、基本的な自動機能に加えて、日々のバスタイムをさらに快適で衛生的にするための特別な機能が充実しています。例えば、共働きで家族の入浴時間がバラバラなご家庭でも、誰でも温かいお風呂に入れるように、お湯の温度を常に最適に保ってくれます。また、つい忘れがちな配管の掃除も自動で行ってくれるため、面倒な手間から解放され、毎日清潔なお風呂を楽しめます。
これらの追加機能は、単なる便利さを超え、毎日の暮らしにゆとりと安心をもたらしてくれるでしょう。フルオートタイプならではの、特に注目すべき4つの機能について、その仕組みと具体的なメリットを詳しくご紹介します。
1. 自動たし湯 |
お湯が減っても自動で足してくれる |
|---|---|
| 「自動たし湯」機能は、フルオートタイプに搭載されている非常に便利な機能の一つです。例えば、ご家族が続けて入浴する際、先に入った方のお湯が減ってしまったとします。このような時、浴槽のお湯が設定した水位より少なくなっていることを給湯器のセンサーが自動で検知し、不足分のお湯を自動で足してくれます。オートタイプの場合、お湯が減ったことに気づいたら手動で「たし湯」ボタンを押す必要がありますが、フルオートであればその手間が一切不要です。 この自動たし湯機能のおかげで、家族の入浴が連続しても、毎回ちょうど良い水位で快適に入浴できます。お湯の量を気にしたり、ボタンを押したりする手間が省けるため、家事の負担を少しでも減らしたいと考える方にとって、非常に魅力的な機能と言えるでしょう。 |
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2. 追い焚き配管自動洗浄 |
いつでも清潔な一番風呂 |
|---|---|
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フルオートタイプに搭載されている「追い焚き配管自動洗浄」機能は、お風呂の衛生面を気にする方にとって、特に嬉しい機能です。この機能は、浴槽の栓を抜くと、追い焚き配管内に残ったお湯や、入浴によって生じた皮脂汚れ、入浴剤の残りなどを、新しいお湯を使って自動的に洗い流してくれます。これにより、配管内部での雑菌の繁殖を抑え、気になる水アカやぬめりの蓄積を防ぐことができます。 この自動洗浄機能のおかげで、毎日のお風呂がまるで「一番風呂」のように清潔な状態に保たれます。特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、アレルギーなどで肌が敏感な方がいるご家庭では、衛生面への配慮は非常に重要です。手動で配管洗浄剤を使ってお手入れする手間も省けるため、清潔さを保ちながら、家事の負担も軽減できるという大きなメリットがあります。 |
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3. 入浴検知自動沸きあげ |
家族の入浴時間がバラバラでも安心 |
|---|---|
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共働きのご家庭や、お子様の部活動などで帰宅時間が異なるご家庭では、家族の入浴時間がバラバラになりがちです。そんな時に活躍するのが、フルオートタイプの「入浴検知自動沸きあげ」機能です。この機能は、人が浴槽に入ったことを給湯器のセンサーが検知し、もしお湯の温度が設定よりも下がっていれば、自動で追い焚きを開始してくれます。 これにより、「せっかくお風呂に入ったのにぬるい」「お湯を温め直すために待たなければならない」といった、日常のちょっとしたストレスが解消されます。家族の誰が入浴しても、常に快適な温度のお湯でリラックスできるため、家族みんなが安心してバスタイムを楽しめます。これは、忙しい現代のライフスタイルにぴったりの、心のゆとりを生み出す機能と言えるでしょう。 |
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4. 残り湯の自動水位調整 |
節水しながら沸かし直し |
|---|---|
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フルオートタイプの一部の機種に搭載されている「残り湯の自動水位調整」機能は、節水や節約を意識する方に特におすすめです。この機能は、前日の残り湯を洗濯などに利用して水位が減った後、再度お風呂を沸かし直す際に非常に便利です。給湯器が残り湯の水位を自動で検知し、不足している分だけを新たに足し湯してから追い焚きを開始します。 これにより、残り湯を有効活用しつつ、無駄なく効率的に、いつも通りの水位で快適な入浴が可能です。お湯の使い過ぎを防ぎ、水道代やガス代の節約にもつながるため、環境にも家計にも優しい選択肢となります。日々の小さな工夫で、賢くお風呂を楽しみたいという方にぴったりの機能と言えるでしょう。 |
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あなたに合うのはどっち?ライフスタイル別オート・フルオートの選び方
これまでオートとフルオート、それぞれの機能について詳しく見てきました。しかし、機能の違いを理解しただけでは、実際にどちらを選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。最終的に最適な給湯器を選ぶためには、ご自身の家族構成や毎日の入浴スタイル、そして「何を最も重視するか」という点が非常に重要です。
初期費用を抑えたいのか、それとも多少費用がかかっても利便性や快適性、衛生面を優先したいのか。このセクションでは、コストと利便性のどちらに重きを置くかという視点を提供し、ご自身の状況に照らし合わせて考えられるよう、タイプ別の推奨ポイントをご紹介します。ぜひ、これからご紹介する内容を参考に、ご家庭にぴったりの給湯器を見つけてください。
「フルオート」がおすすめなのはこんな人
フルオートタイプの給湯器は、以下のような方々に特におすすめです。
共働きなどで家事の時短を最優先したい方:毎日の湯張りの手間を極限まで減らし、時間を有効活用したい方には最適です。
小さなお子様がいて衛生面を重視する方:追い焚き配管自動洗浄機能によりある程度の清潔さは保たれます。ただし、より衛生的な状態を維持するためには、定期的な配管洗浄をおすすめします。
家族の入浴時間がバラバラなご家庭:自動たし湯機能や入浴検知自動沸きあげ機能で、いつ誰が入っても快適な温度のお風呂が待っています。
いつでも快適で清潔なお風呂にこだわりたい方:お風呂を沸かす手間だけでなく、お湯の量や温度調整、配管の清潔さまで含めて、すべてを自動で管理したいと考える方にぴったりです。
メリット:
家事の時短といつでも快適な入浴を実現
フルオートタイプを選ぶ最大のメリットは、お湯はりや保温などの多くの機能を自動化し、お風呂の準備や管理にかかる手間を大幅に削減できるため、時間的・精神的なゆとりをもたらすことです。
帰宅してすぐに温かいお風呂に入れるだけでなく、たし湯や追い焚きのタイミングを気にする必要もありません。配管の汚れを気にせず、毎日清潔なお風呂に入れる安心感は、特に小さなお子様がいるご家庭や衛生面に敏感な方にとって、何物にも代えがたい価値となるでしょう。
また、家族の入浴時間がバラバラでも、自動たし湯や入浴検知自動沸きあげ機能が、いつでも最適な湯量と温度のお風呂を提供してくれます。これにより、「ぬるいお風呂に入ってがっかりする」といった日常の小さなストレスがなくなり、家族全員が快適なバスタイムを享受できるようになります。
デメリット:
本体価格と光熱費がやや高め
フルオートタイプのデメリットとして、まず挙げられるのは本体価格がオートタイプと比較してやや高めである点です。一般的に、同じメーカーの同じシリーズ・号数のモデルであれば、フルオートの方がオートタイプよりも1~2万円ほど高くなる傾向にあります。ただし、キャンペーンや販売店による割引率、製品グレード(エコジョーズかどうかなど)によっても実売価格は変動するため、最終的な購入価格は販売店での見積もりを確認することが大切です。
また、自動たし湯機能が搭載されているため、入浴によって減ったお湯を自動で足してしまう分、使い方によっては水道代やガス代がわずかに上がる可能性があります。この光熱費の差は、ご家庭の入浴頻度や人数、ライフスタイルに大きく依存するため、過度に心配する必要はありません。得られる快適さや利便性とのバランスを考慮し、ご自身の優先順位に基づいて判断することが大切です。
「オート」がおすすめなのはこんな人
オートタイプの給湯器は、以下のような方々におすすめできます。
初期費用を少しでも抑えたい方:高機能は魅力的だけど、給湯器本体の購入費用を賢く節約したいと考える方に適しています。
家族の入浴時間がほぼ同じで、たし湯の機会が少ない方:家族全員が比較的短い時間差で入浴を済ませるご家庭では、自動たし湯機能の必要性が低いかもしれません。
追い焚き配管の掃除などを手動で行うことに抵抗がない方:市販の洗浄剤を使って定期的に配管のお手入れができる方なら、自動洗浄機能がなくても問題なく使えます。
基本的な自動機能があれば十分と考える合理的な方:自動お湯はり、追い焚き、保温といった基本的な機能があれば、十分快適なバスタイムを送れると考える方に、オートタイプはコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。
メリット:
必要十分な機能でコストを抑えられる
オートタイプの最大のメリットは、初期費用を抑えつつも、入浴を格段に楽にするための「核となる機能」はしっかりと備わっている点です。スイッチひとつで設定した湯量と湯温のお風呂が沸き、時間が経ってぬるくなっても自動で追い焚きしてくれるため、手動で湯温を調整する手間が省けます。
フルオートタイプとの価格差である1~3万円を他の家電購入や家族のレジャー費用に充てられると考えれば、これは非常に賢い選択と言えるでしょう。必要十分な機能をリーズナブルな価格で手に入れたいと考える方にとって、オートタイプは非常に魅力的な選択肢です。
デメリット:
手動での操作が少し必要
オートタイプを選んだ場合、フルオートタイプと比較すると、いくつか手動での操作が必要となる場面が出てきます。例えば、家族が続けて入浴してお湯が減ってしまった場合、自動でたし湯が行われるフルオートとは異なり、オートタイプではご自身で「たし湯」ボタンを押して水位を調整する必要があります。
また、追い焚き配管の衛生を保つためには、定期的に市販の配管洗浄剤を使ってお手入れをする手間がかかります。フルオートのように浴槽の栓を抜けば自動で配管を洗浄してくれる機能はないため、この点も考慮に入れる必要があります。これらの「少しの手間」を許容できるかどうかで、オートタイプを選ぶべきかどうかの判断が変わってくるでしょう。
費用はどれくらい違う?オートとフルオートの価格を徹底比較
給湯器選びにおいて、多くの方が最も気になるのはやはり「費用」ではないでしょうか。オートとフルオートのどちらを選ぶべきか悩む際に、機能差だけでなく、実際の費用面でどれくらいの差があるのかを知ることは非常に重要です。このセクションでは、給湯器の費用を「本体価格」「交換工事費用」「ランニングコスト」という3つの観点から、オートとフルオートで具体的に比較していきます。これにより、トータルコストを把握し、ご自身の予算やライフスタイルに最適な選択ができるよう、詳しく解説します。
本体価格の差は1~3万円が目安
オートタイプとフルオートタイプの本体価格には、一般的に1万円から3万円程度の差があります。これはあくまでメーカーの定価を比較した場合の目安であり、同じメーカー(リンナイ、ノーリツなど)の同じシリーズ・号数で機能だけが異なるモデルで比較した際の傾向です。例えば、リンナイやノーリツといった主要メーカーの製品カタログを見ると、ほとんどの場合、フルオートモデルの方がオートモデルよりも上位機種として位置づけられ、その分、価格も高めに設定されています。ただし、キャンペーンや販売店による割引率、製品グレード(エコジョーズかどうかなど)によっても実売価格は変動するため、最終的な購入価格は販売店での見積もりを確認することが大切です。
交換工事費用に差はないことがほとんど
給湯器を交換する際に発生する工事費用については、オートタイプとフルオートタイプでほとんど差がないのが一般的です。これは、どちらのタイプも「追い焚き機能付き給湯器」という基本的なカテゴリに属しており、給水、給湯、ガス、追い焚き配管といった基本的な接続作業は共通しているためです。そのため、本体価格の差額がそのまま交換費用の総額に影響する主要因となります。ただし、給湯専用タイプや高温水供給式の給湯器から、新たに追い焚き機能付きの給湯器へ交換する場合は、浴槽の穴あけや追い焚き配管の新設が必要になるため、工事費用が大きく変わる可能性があるため注意が必要です。
ランニングコストは「エコジョーズ」の有無が鍵
給湯器のランニングコスト、すなわちガス代や水道代の面では、オートタイプとフルオートタイプの間にはごくわずかな差しかありません。むしろ、それ以上に大きな影響を与えるのが、給湯器に「エコジョーズ」機能が搭載されているかどうかです。エコジョーズとは、従来の給湯器では捨てていた排気熱を再利用し、お湯を作る際に効率を高める技術を指します。エコジョーズを導入することでガス使用量を約12~15%程度削減できるとされており、結果としてガス代の節約につながり、年間で数千円から数万円程度の節約が見込めます。
確かにフルオートタイプには自動たし湯機能などがあり、使い方によってはオートタイプよりもわずかに水道代やガス代が増える可能性はあります。しかし、その差はエコジョーズによる省エネ効果に比べれば非常に小さいものです。したがって、もしランニングコストを重視して給湯器を選ぶのであれば、オートかフルオートかという機能の違い以上に、エコジョーズモデルを選ぶことが最も効果的な選択と言えるでしょう。長期的な視点で見ると、初期費用が多少高くてもエコジョーズを選ぶことで、日々の光熱費を抑え、家計全体の節約に貢献できる可能性が高いです。
給湯器交換で後悔しないための3つのチェックポイント
給湯器選びは、機能や費用だけでなく、交換後の安心感も重要な要素です。このセクションでは、機種選びを終えた後に失敗を防ぐための重要な3つのポイントを解説します。安心して交換工事を依頼し、快適なバスタイムを手に入れるための実践的なアドバイスをぜひ参考にしてください。
1. 現在の給湯器のタイプを確認する
新しい給湯器を選ぶ前に、まずは現在お使いの給湯器がどのようなタイプかを確認することが大切です。給湯器本体の前面や側面に貼られているシールに記載されている「品番」を確認してください。この品番を見ることで、現在ご使用の給湯器が「オート」なのか「フルオート」なのか、あるいは「給湯専用」や「高温水供給式」なのかが分かります。
例えば、リンナイ製品の場合、「RUF-***AW」という品番であればフルオートタイプ、「RUF-***SAW」であればオートタイプであることが多いです。また、ノーリツ製品では「GT-**AW-***」がフルオートタイプ、「GT-**SAW-***」がオートタイプといったように、品番の一部で判別できます。現在のタイプを知ることは、新しい給湯器に求める機能や、交換工事の可能性を明確にするための第一歩となります。
2. オートからフルオートへの交換は可能か?
現在オートタイプの給湯器をお使いで、「フルオートタイプに交換したい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。結論からお伝えすると、既存の給湯器が追い焚き機能を備えており、浴槽につながる追い焚き用の配管が2本あれば、多くの場合でオートからフルオートへの交換は可能です。
ただし、「給湯専用」や「高温水供給式」といった追い焚き機能が元々ない給湯器からフルオートタイプへの交換を希望される場合は注意が必要です。これらのタイプから交換するには、浴槽に追い焚き用の穴を新たに開けたり、配管を新設したりといった大規模な工事が必要になる場合があります。工事が大掛かりになると、その分費用も高くなるため、事前に専門業者によく相談し、見積もりを取ることをおすすめします。
3. 信頼できる交換業者を選ぶ
給湯器本体の性能や機能ももちろん重要ですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが「信頼できる交換業者を選ぶこと」です。給湯器は専門的な知識と技術を要する機器であり、工事の品質は安全性や寿命に直結します。
信頼できる業者を見極めるためには、いくつかのポイントがあります。まず、見積もりの内訳が明確で、追加料金が発生する可能性について事前にしっかり説明してくれるかを確認しましょう。次に、ガス機器設置に関する国家資格を持つ有資格者が工事を行うかどうかも重要な判断基準です。また、工事後の保証やアフターサポート体制が整っているか、万が一のトラブルの際に迅速に対応してもらえるかどうかも確認が必要です。ウェブサイトや口コミサイトで、その業者の施工実績や評判を調べてみるのも良い方法でしょう。
相見積もりで費用とサービスを比較検討しよう
信頼できる交換業者を選ぶための具体的なアクションとして、ぜひ「相見積もり」を活用してください。少なくとも2~3社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。単に提示された価格の安さだけで判断するのではなく、担当者の対応の丁寧さ、専門知識の豊富さ、そして提示される保証内容やアフターサポートの充実度などを総合的に比較することが重要です。いくつかの業者と直接話すことで、工事内容や費用に関する疑問を解消できるだけでなく、それぞれの業者の対応品質を肌で感じることができます。これにより、価格とサービスのバランスが最も取れていて、あなたが最も納得できる業者を選ぶことができるでしょう。
まとめ:家族のライフスタイルに最適な給湯器を選ぼう
この記事では、ガス給湯器の「オート」と「フルオート」の機能や費用、そして最適な選び方について詳しく解説してきました。どちらのタイプも一長一短があり、どちらが「優れている」と一概に言えるものではありません。大切なのは、ご自身の家族構成やライフスタイル、そして何を最も重視するかを明確にし、それに合った給湯器を選ぶことです。
改めてまとめると、フルオートタイプは「利便性、快適性、衛生面を最大限に重視したい」ご家庭に最適です。日々の入浴に関する手間を極限まで減らし、家族みんながいつでも清潔で快適なお風呂を楽しめる安心感を提供します。共働きで時間がないご家庭や、小さなお子様がいるご家庭には特に大きなメリットをもたらすでしょう。
一方、オートタイプは「コストを抑えつつ、基本的な自動機能で十分」と考えるご家庭におすすめです。自動お湯はりや追い焚きといった、入浴を快適にするための核となる機能はしっかりと備わっており、費用対効果の高い選択肢と言えます。手動でのたし湯や配管掃除に抵抗がない方には、オートタイプでも十分に満足できるはずです。
この記事で得た知識を参考に、ぜひご自身の家庭にぴったりの給湯器を見つけてください。適切な給湯器を選ぶことで、毎日のバスタイムがより快適で、家族みんなの笑顔あふれる時間となることを願っています。
