毎日使うものだから、洗面化粧台は「使いやすい高さ」を選ぼう

洗面化粧台が快適に使える高さとは？

洗面化粧台を快適に使える一般的な高さは
「身長÷2」
程度と言われています。

この高さは洗面カウンターの上面から床までの高さを想定しましょう。
例えば、160cmの女性であれば80cm程度、180cmの男性であれば90cm程度の高さが適正です。なお、複数のご家族が使用する洗面化粧台の場合は、大人の身長の平均、もしくは背の比較的高い方を基準とすることをおすすめします。

洗面化粧台の高さを変える以外に対処する方法

洗面化粧台を比較的背の高い方に合わせる理由としては、高い洗面化粧台であれば踏み台などによって調整できるから。また、お子様は成長していきますから、やがて高めの洗面化粧台でも無理なく使用できるようになります。
ただし、高齢者様や車椅子で生活される方がいらっしゃる場合は、こうした方が使いやすい高さを選ぶようにしましょう。

また、高さを選ぶ際に合わせて、間口や奥行きのサイズも考慮しておくと使いやすさが向上します。洗面化粧台の間口は600mm、750mm、900mmの3サイズが標準的。こちらは、設置場所のスペースと相談して選びましょう。なお、洗面カウンターの奥行きは400mm〜600mm程度となっていますので、水栓まで手が届くかどうか、またドアなどを開閉した際に洗面化粧台に干渉しないかを、実際の住まいの間取りを見ながら考えてみましょう。

洗面カウンターまでの高さが高すぎる場合

洗面カウンターが高すぎる場合に、まず考えられるのは収納しているものの取りづらさ。また、顔を洗ったり手を洗ったりする際に水を十分に受け止められず、腕を伝って衣服を濡らしたり、周囲に飛散したり、床を濡らしてしまったりといった問題が起きます。これは不衛生なだけでなく、掃除の手間も増えてしまい、もし水の飛び散りに気づかず放置してしまうと、カビなどの発生の原因となることも。また、洗面所を使用する時に腕を高く上げた状態を、長く維持しなくてはならないため、肩のこりや痛みが生じてしまうこともあります。

洗面カウンターまでの高さが低すぎる場合

洗面カウンターが低すぎる場合に最も懸念されるのは、使用時の体勢。洗顔時や手を洗う際に常に腰をかがめた中腰姿勢で使用し続けなくてはならないため、腰を痛めてしまうことがあります。

洗面化粧台のカウンターまでの高さは選べる

あまり知られていませんが、洗面化粧台の高さは棚まで含めた全体の高さだけでなく、床からのカウンターまでの高さも選ぶことができます。
なお、一般的なビルトイン食洗機の本体価格は10万〜20万円ほど。さらに工事費用として、４～10万円ほどの費用が必要となります。

多くのメーカーでは、日本人の身長に合わせてカウンターの高さを75cm、80cm、85cmのサイズから選ぶことができます。製品を選ぶ際にはこのカウンターの高さにも着目して依頼してみましょう。

洗面化粧台を交換するための費用は？

実際に現在使用している洗面化粧台が高すぎる、あるいは低すぎるというお悩みを持っている方が、洗面化粧台を新しいものに交換する場合、どのくらいの費用を見込んでおけばよいのでしょうか。